この記事では、2歳のお子さんにおすすめするしつけ絵本を紹介しています。
「少しずつしつけをしていきたいけど、どうやってはじめたらいい?」
「トイレやあいさつのことなどを教えることができる絵本ってある?」
「はみがきやトイレトレーニングを嫌がって大変・・・。」
2歳になると少しずついろいろなしつけに関することを教えてあげたい時期ですよね。
でもきっかけがなかったり、イヤイヤ期もあるしなかなか思うように進まないことってありませんか?
そんなとき、絵本がママの味方になってくれるはずです。
この記事では、
・しつけ絵本を読むときの注意点
をお伝えします。
紹介した絵本を読みきかせてあげることで、お子さんが生活のうえで大切なことを少しずつ理解できるようになりますよ。
ぜひ本文をよんで、読み聞かせのときの参考にしてくださいね。
2歳児におすすめするしつけ絵本12選
2歳児は自我がめばえ、イヤイヤ期ともよばれる時期に突入します。
娘の2歳のときはほんとうに大変だったよ。
イヤイヤしたり、大暴れして泣いたり。
いろいろな感情が一気にでてくる時期だから、大変だよね。
みなさんほんとうにお疲れ様です。
いっぽうで、「ママ、きた」などの2語文を話せるようになるなど、言葉などの成長も著しくなります。
少しずつ、日常生活でするべきことを教えてあげたいですよね。
でも、どうやって教えていったらいいのかが難しいのよね。
そのようなときにぜひおすすめしたいのが、しつけ絵本です。
わたしも2歳の娘にしつけ絵本を読み聞かせています。
実際に効果を実感していますよ。
しつけ絵本では、かわいらしい絵とわかりやすいことばで、お子さんに生活習慣やマナーを楽しく教えることができます。
またお子さんも、絵本の主人公を自身と重ねることで、前向きな気持ちになれるはずです。
いまはすぐに理解できなくても、何度も読み聞かせるうちに少しずつ理解できるようになっていきますよ。
ここでは、
・手洗い
・きがえ
・トイレ
・はみがき
・おふろ
・やさしさ
をそれぞれテーマにしたおすすめの本を紹介していきます。
きっと絵本が、お子さんを一緒に育てる力となってくれますよ。
公文式が推奨している“3歳までに1万冊”に関する記事はこちらで紹介しています。
あいさつ
元気な声であいさつができると、気持ちがいいですよね。
絵本を読むことで、あいさつが自然に覚えられますよ。
子どもの元気なあいさつを聞くと、こっちまで元気になる!
うちの子も、元気よくあいさつできるように育ってほしいな。
ごあいさつあそび
この本のシリーズをご存じの方も多いのではないでしょうか?
きむらゆういちさんの“あかちゃんのあそびえほん”シリーズの1冊です。
お友達がつぎつぎに遊びにやってきて、みんなが「こんにちはー!」と元気にあいさつをします。
「ありがとう」「いただきます」「ごちそうさま」など大事なあいさつもたくさんでてきますよ。
この本を読んでいると、娘もまねして「こんにちはー!」と言えるようになりましたよ。
こんにちはー!って言えるよ。
《ごあいさつあそび》
なんども開いて遊んでる。
しかけ絵本になってて、動物たちと一緒に「こんにちは」って頭下げてごあいさつ(*´∀`)♪
楽しそう🎶#ごあいさつあそび #しかけ絵本#きむらゆういち #図書館 #絵本 #えほん #読書 #朗読 #読了#子供の絵本 pic.twitter.com/hPZlhn13Wf— おちびママ (@ochibimommy) September 25, 2021
こんにちは
くまの男の子が、お花やいろいろな動物、新聞やさん、郵便やさんなどに「こんにちは」とあいさつしていく絵本です。
「おはなさん こんにちは」
「すずめさん こんにちは」
などのように、シンプルに「〇〇〇さん、こんにちは」をくり返していきます。
2歳のお子さんでも、難しくない内容です。
息子はこの本で「こんにちは」を覚えました。
いろいろな登場人物に興味深々で楽しんでいましたよ。
手洗い
外や園から家に帰ってきたときに、手洗いの習慣をいちはやく身に着けてほしいものです。
そんなときにおすすめなのがこちらの絵本です。
てあらいできるかな
おうちに帰ってきてから、
・石けんをつける
・手のひら→手の甲→親指→指先→手首を洗う
・ジャーと洗い流す
・タオルでふく
・ぴっかぴかになる
・最後にいただきます!
までの一連の流れが絵本になっています。
この絵本を見ながら、娘と一緒に手を洗う練習をしています。
この絵本をマネして、自分で石けんをつけたり、ふきふきしたりできるようになったんだよ。
きがえ
2歳にもなると、自分で少しずつおきがえにチャレンジする子もいるのではないでしょうか?
でも最初はなかなかうまくいかなくって怒ったり泣いたり・・・。
そんな子どもたちの気持ちを軽くしてくれる絵本をご紹介します。
もうぬげない
いま大人気の絵本作家、ヨシタケシンスケさんの絵本です。
主人公の男の子は自分で服をぬごうとしたけど、ひっかかってしまいます。
服がぬげないままでもそんなに困ることはなく、ぬがなきゃいい!と思いたった主人公。
「服がぬげなくなってもきっとなんとかなる!」
そう思わせてくれる本です。
ヨシタケシンスケさんならではの、ユーモアたっぷりな絵本です。
読みながら大人も笑ってしまいます。
子どもが大好きな絵本です。
何度もよんでよんでとお願いされますよ。
心が疲れたときに癒される絵本。
「このまま ずっと ぬげなかったら どうしよう。ぼくは このまま おとなに なるのかな。」
なんとも可愛らしい悩みと豊かな想像力。
大人の私もおなかを抱えて笑いました。もう ぬげない
作: ヨシタケシンスケ#絵本#読書好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/H0E0Gwh9GZ— 降谷さゆ 🖋推敲中 (@sayu_furuya) October 27, 2021
トイレ
トイレトレーニングの大変さを耳にするママも多いのではないでしょうか?
2歳頃になると、トイレトレーニングを本格的にはじめる子もいるかもしれません。
うちの子はなかなかうまくいかなかったなあ。
そんなとき、少しでも子どもたちのトイレへの理解がすすむように、絵本も併用してあげるといいですよ。
トイレトレーニングの絵本についてはこちらでもくわしく紹介しています。
おむつのなか、みせてみせて
おむつをはいた、好奇心旺盛なねずみくんが主人公です。
ねずみくんがいろいろな動物のおともだちに
「おむつのなかをみてもいい?」
ときいてあるきます。
おむつの中をめくることができるしかけがあり、そのおむつの中をのぞくとうんちが・・・!
動物によってうんちも違うので、子どもが面白がってしかけをめくってくれるはずですよ。
保育士をしている妹が、実際に園で使い子どもたちに好評だった絵本です。
私の息子はこの本で自分のうんちが気になるようになり、「うんちでた」と教えてくれるようになりましたよ。
ひとりでうんちできるかな
大きくわかりやすいイラストで、しかけ絵本になっています。
いろんな動物が、がんばってうんちをしていきます。
この本で、おしっことうんちの違いがわかるようになりますよ。
また、
・トイレでうんちをする
・おしりをふく
・手をあらう
・パンツをはく
までの流れがしっかりと理解できるようになっています。
この本のおかげで、娘はトイレの一連の流れは理解できました。
トイレもこわくないよ!
はみがき
ごはんのほかに、甘いおやつも食べるようになる2歳頃。
きちんとはみがきをしておかないと、虫歯も心配になってきます。
でも、なかなか口を大きく開けてくれない・・・そんなことありませんか?
なんとか楽しくはみがきができたらいいのに・・と思ったらぜひ絵本を活用してみてください。
はみがきあそび
いろいろな動物がみんな上手に歯をみがきます。
わかりやすい大きい絵なので、小さい子どもでも口のなかをイメージしやすいです。
はみがきがあまり得意でないお子さんには
「くちゅくちゅぺー」して
「ぴっかぴかー!」になり、
「あ~すっきりした~!」
まで、ぜひテンションをあげて読んであげてくださいね。
この絵本のおかげで、娘は以前よりもはみがきに前向きに取り組めるようになりました。
はみがきあそび
ど定番のきむらゆういちさんのあそび絵本、我が子1歳11ヶ月で「はみがきあそび」に出会いました。めちゃくちゃお気に入り。パタパタできるのと、動物が好きみたいです。
最後のうがいのページのおかげで水をぴょーっ!!っと出すようになりました。
#絵本ツイオフ pic.twitter.com/qSukbAOyDG— 𝕟𝕖𝕔𝕔𝕠 (@necco_life) July 30, 2020
はははのはなし
だるまちゃんシリーズなどで知られる、絵本作家・加古里子さんの絵本です。
・なぜ歯があるのか
・なぜ虫歯になるのか
・虫歯にならないための方法
などがわかりやすく説明されています。
はみがきをすることの大切さを教えてくれる、ずっと大切にしたい1冊です。
歯が虫歯になっていく過程をこの本で見て、息子は衝撃をうけたようです。
その後少しずつ歯磨きをしてくれるようになりましたよ。
おふろ
おふろも毎日の日課です。
おふろ好きな子ももちろんいると思います。
でもなかなかおふろに入ってくれず、大変な思いをするママもきっといますよね。
うちの子の2歳のときは、毎日おふろイヤ!されて大変だった・・・。
そのようなときは絵本でおふろが気持ちよく、そして楽しいものだとイメージしてもらうといいかもしれません。
また絵本をまねして、おふろで少しずつ自分で洗う練習をしていくのもいいですね。
シャンプーだいすき
動物たちが、からだを洗ってきれいになる様子が楽しく描かれています。
・顔をごしごし洗う
・下をむいてシャワーで洗い流す
・おふろに肩までつかり10数える
など、お風呂の一連の流れが絵本になっています。
娘はこの本のまねをして、ゴシゴシしたり、10まで数えたりしていますよ。
この本を読んでから、自分で頭を洗うようになりました。
お人形遊びでも洗ってあげています。
ノンタン あわぷくぷくぷぷぷぷう
子どもたちに大人気のノンタンの絵本です。
ノンタンは、最初はおふろに入るのをいやがります。
でもノンタンの仲間たちは、みんなで洗いっこしたりとっても楽しそう・・・
そしてノンタンもおふろに入ることを決意します。
おふろの後はとってもいいきもちに!
ノンタンと同じように、おふろ嫌いなお子さんたちの背中をおしてあげることのできる1冊です。
とりあえず風呂にいい加減入ろ。
本日の読み聞かせ。ノンタンシリーズ「あわ ぷくぷく ぷぷぷう」
ノンタンはやっぱり反応がいいなぁ。シリーズ集めたい。 pic.twitter.com/uJI8447a6E— しろすけ(タメ語で🙆♀️💕)3y&1y (@2018_02white) May 25, 2018
赤ちゃんから読めるノンタンの絵本はこちらで紹介しています。
ぜひ参考にしてください。
ねかしつけ
ずっと遊んでなかなか寝ない・・・
そんな悩みをもつママも多いのではないでしょうか?
そんなときにこの絵本をおすすめします。
ねないこだれだ
夜中はおばけの時間です。
なかなか寝ない子は、おばけにされてしまいます。
そして、おばけの世界につれていかれてしまいますよ・・・!?
子どもにとって、おばけって怖いのに、大好きな存在なんです。
独特の世界観にはまって、ますます寝られなくなってしまうかもしれませんね。
9時になっても寝ないときに絵本をまねして「もう9時だぞ、ボーンボーン・・・」というと、怖がってすんなり寝るようになりました。
2歳の娘がおばけブームのため購入しました。
文章も短く、最後まできちんと聞いてくれますよ。
ねないこだれだを読んでたらおばけを「コワーイ」と言っててびっくりした。怖いっていつ覚えたんだろ pic.twitter.com/5zKaZ0l3Ux
— まゆこ (@mayu_mi_min) October 20, 2021
あやまる
生活習慣を教えてあげることは、社会にでるためにもとても大切なことです。
でもママとしては、人と関わるときのマナーも教えてあげたいですよね。
今回は、素直に“ごめんなさい”と謝ることの大切さをテーマにした絵本を紹介します。
ごめんやさい
登場人物はいろんな野菜たちです。
お友達にぶつかったり、痛い思いをさせてしまいます。
するとすぐに、
「ごめんやさい。」
とあやまります。
お友達はすぐに
「いいよ。」
と許してくれます。
すぐに「ごめん。」とあやまること、そして「いいよ。」と許してあげることの大切さを教えてくれます。
読んでいくうちに、ごめんなさいの意味を理解してくれました。
普段の生活でも、ごめんなさい、いいよができるようになりました。
なかなか「ごめんね」って言うのが難しい言葉だと思う。
きちんと「いいよ」って言ってあげるのもすごく大切なことだね。
しつけ絵本を読むときの注意点
2歳のお子さんにおすすめするしつけ絵本を紹介してきました。
お子さんに読んであげるときには、ぜひ次の点に注意してくださいね。
・効果を期待しすぎない
・子どもの気持ちを尊重する
それではひとつずつ説明していきます。
効果を期待しすぎない
「この絵本を読んであげたら、すぐにおむつがはずれるはず!」
と、思ってしまうこともありますよね。
トイトレとか、できるようになった子の話聞いたら焦るんだよね。
次はきっとうまくいくはず!ってこっちに力がはいっちゃうの。
効果がある!ときいていると、結果をすぐに求めてしまうことありますよね。
しかし、しつけ絵本を読み聞かせているからといって、その効果を期待しすぎないようにしましょう。
子どもにも、やってみたいと思う時期、できるようになる時期があるはずです。
絵本でお子さんの気持ちに寄りそいながら、あせらずゆっくりとその時期を待てるといいですね。
子どもの気持ちを尊重する
イヤイヤ期真っただ中の2歳児です。
「この本はイヤ!」
「こっちの本がいい!」
という日もあるはずです。
そんな日はお子さんの気持ちを尊重してあげてください。
あまり無理して読み聞かせをしてしまうと、本を読むことが苦痛になってしまう可能性もあります。
お子さんの様子もみながら、楽しく本を読んであげるようにするといいですね。
まとめ
2歳児におすすめするしつけ絵本を紹介してきました。
今回おすすめした絵本はこちらです。
・ごあいさつあそび
・こんにちは
【てあらい】
・てあらいできるかな
【きがえ】
・もうぬげない
【トイレ】
・おむつのなか、みせてみせて
・ひとりでうんちできるかな
【はみがき】
・はみがきあそび
・はははのはなし
【おふろ】
・シャンプーだいすき
・ノンタン あわぷくぷくぷぷぷぷう
【ねかしつけ】
・ねないこだれだ
【あやまる】
・ごめんやさい
しつけ絵本を読むときの注意点はこちらでした。
・効果を期待しすぎない
・子どもの気持ちを尊重する
なんでも自分でやりたい!がつよくなる2歳児。
ぜひしつけ絵本を活用して、生活習慣のことを楽しく教えていってあげてください。
すぐに効果がでることもあるし、時間がかかることもあると思います。
決してあせらず、その子のペースをみまもりながらゆっくり取り組んでみてくださいね。
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