「賢い子に育って欲しい」
子供を育てる親であれば、1度は思ったことがあるのではないでしょうか?
そのために、公文式推奨の
「3歳までに1万冊」
という絵本読み聞かせの取り組みをされている方も多いと思います。
でも、1万冊と聞くと様々な不安や疑問が出てきますよね。
「3歳までに1万冊って可能なの?」
「同じ本はカウントしていいの?」
「くりかえし読んで意味あるのかな?」
「共働きで忙しいけど、達成出来るかな?」
「そもそも1万冊読んで効果あるの?」
この記事では、このような親御さんのモヤモヤを解消し今日からでも実践出来る方法をご紹介します!
「1万冊なんてハードル高くて無理‥」と思っている親御さんでも無理なく続けて目標達成出来るような方法もご紹介します。
忙しいママやパパもぜひ参考にしてくださいね。
こちらの記事でベビーくもんについて紹介していますので、是非チェックしてみてください。
3歳までに1万冊!同じ本は読んでもいい?
結論から言うと、同じ本は読んでOKです!
1万冊=1万回という考え方なので、1つの本を3回読んだら3冊と計算します。
実は同じ本を読むことは、1回目や2回目では気付かなかったことに気づけるので大事なポイントでもあります。
特に子供が「読んで欲しい!」と持ってきた本は、ぜひくりかえし読んであげましょう。
その理由は以下です。
・言葉を学ぼうとしている
・自己肯定感が高まる
知っている=安心
たくさんのことに興味をもっている子供たちですが、実は「知っている」ということに安心感を持つのです。
まだ人生経験の少ない子供たちの周りには、知らないことばかりで溢れています。
その中で、何度もくりかえし読んでいる絵本は「知っている」ものになり、「安心」を感じられるんですね。
登場人物や展開など、これから先起こる事が分かっている本を読むことで子供の心の安定につながります。
同じ本を呼んで欲しいと何度も私のところに持ってきます。
あきないのかな?と思っていましたが、毎回楽しそうにニコニコしながら聞いてくれています。
言葉を習得しようとしている
子供はもともとくりかえす事が好きです。
そのくりかえす事が好きな脳を利用し、何度も同じ文章を読んでもらう事で言葉を覚えようとしているのです。
そして、絵本の場面と日常の場面を照らし合わせその言葉を使う場面を学んでいます。
もちろん個人差はありますが、くりかえし聞くことで言葉が定着しやすく早く話せるようになるんですね。
自己肯定感が高まる
「同じ本を読みたい」と伝え、それを「読んでもらった」という経験をします。
それはママやパパに
「要望を受け入れてもらえた」
という体験が子供の自信につながるそうです。
3/5)
なぜ、読み聞かせをすることで子どもの自己肯定感が高まるのでしょうか?
それは、読み聞かせという行為を通じて、お父さんやお母さんが「自分のことを受け入れてくれている」と感じることができるからです。— ひげうさぎ (@higeusagi) November 21, 2020
何度も同じ本を読むよう頼まれて少しうんざりする日もあるかもしれません。
ですが、絵本を読む時間は親子でコミュニケーションを取るとても大切な時間です。
ぜひ愛情を込めて「読んで欲しい」という気持ちに応えてあげてくださいね。
1日何冊読めばいい?無理なく続ける方法とポイント
1万冊と数だけ聞くと、とんでもなく莫大な量な気がしますよね。
0歳から始めれば1日10冊で1万冊を超える計算になります。
でも、これは0歳0ヶ月から始めた場合の計算です。
きっと数ヶ月経ってから開始するママやパパもいらっしゃいますよね。
その場合は実際1日何冊読めば良いのか、そして1万冊達成するためのコツを紹介します。
・冊数を記録して見える化する
・”ながら読み”でもOK
・無理に読まない
1日10〜15冊を目安に読む
先ほども述べた通り、0歳0ヶ月からはじめれば1日10冊×3年間で1万冊を達成します。
0歳0ヶ月以降のお子さんの場合、以下のように年齢にあわせて冊数を計算してくださいね。
【0歳6ヶ月の場合】
36ヶ月(3歳)−6ヶ月=残り30ヶ月
1万冊÷30ヶ月=1ヶ月で約334冊
334冊÷30日=1日約12冊
娘は今1歳半だから3歳までに1日大体19冊!
なんだか多くて大変な気がするな・・・
「10冊以上読むなんて多い」
と思う方もいらっしゃるかと思います。
でも、大人の本と違って子供の絵本はとっても短いですよね!
文が少ない本であれば、1分程度で終わってしまう本もあるのではないでしょうか?
1日の中で20分〜30分程度で終わるので、朝ごはんのあとやお風呂が湧くまでの時間などすき間時間を利用しましょう。
お出かけなどで目標冊数読めなかった場合は、次の日に増やしたり1週間かけて振り分けたりなど、無理ないスケジュールを組み直してくださいね。
はじめは10冊なんて多い!と思っていましたが、いざ読んでみるとあっという間でした。
お昼寝の前と夜寝る前は必ず読むようにしています。
私はズボラなので、あえて読むタイミングを決めることで習慣化出来ています。
1日の中で読む時間を決めておくと、子供も習慣になって読み聞かせがスムーズになりやすいので試してみてください。
冊数を記録して結果を見える化する
モチベーションを保つためにも、ぜひカレンダーなどに1日に読んだ冊数を記録して毎日の頑張りを見える化しましょう!
そうすることによって、昨日足りなかったから「今日2冊ぐらい多めに読もうかな」などのスケジュールも立て直しやすくなりますよ。
毎日記録をして、それを週末に集計しています。
そうするとどんどん冊数が増えていくのがみえるので、ゴールに近づいているのが分かり嬉しいです。
大体の冊数でも良いので記録するのはオススメです!
”ながら読み”でもOK
「3歳までに1万冊」の取り組みをし、お子様を4人を東大に合格させた佐藤ママ曰く”ながら聞き”でも良いそうです!
読みきかせをしている時あきて途中で遊び始めたり、集中して聞いてくれないことがありますよね。
それでもそのまま読み続けてOKなんです。
おうちの中が絵本の読み聞かせの声であふれている環境であることが大切なんだそうです。
”ながら読み”でも良いと聞くと、10冊以上の読み聞かせもストレスなく出来そうですね!
ぜひ楽しそうに読んでいるパパやママの姿を沢山見せてあげてください。
無理に読まない
毎日絵本を読もうと決めても、子供がグズってしまったり、スケジュールが崩れてしまう日もありますよね。
そんな時は読むのをやめちゃいましょう!
おもちゃに夢中だったり、子供が読みたくない気分の時は無理に読む必要はないのです。
絵本の読み聞かせの根底には
「楽しく読む・絵本を好きになってもらう」
という目的があります。
もしパパやママが数字にとらわれてしまい、楽しく読み聞かせ出来なくなってしまったら意味がなくなってしまいます。
子供の様子やその日のペースに合わせて、お互いがストレスなく楽しいと思えるように工夫しながら取り組んでいきましょう。
子供があまり気乗りしていないような時は、無理に読み聞かせをしないようにしています。
あくまでも子供のペースに合わせる事を第一に考えて取り組むことで、こちらも気が楽なので逆に継続して読み聞かせをする事が出来ています。
これまで1万冊を達成するための方法を紹介していましたが、あまり気負いせずに取り組むことが継続する大切なポイントです。
3歳までに1万冊読み聞かせたら本当に知育効果は抜群なの?
3歳までに1万冊読むのは少なからず努力が必要な取り組みです。
頑張るからには、どんな知育効果があるのか気になりますよね?
先ほども紹介した佐藤ママですが、実際にこの取り組みを実践しお子様4人全員が東大理Ⅲに合格しています。
この実績からも読み聞かせの知育効果は分かりますが、実際どんな知育効果があるのか3つ紹介していきます。
・使える言葉が増える
・想像力がつく
1つずつ詳しくみていきましょう。
集中力がつく
初めのうちは途中で立ってしまったり最後まで聞いてくれない、なんて事があると思います。
子供の集中力は年齢+1分とも言われていますよね。
読み聞かせを習慣化し継続していくと、だんだんと最後まで聞いてくれるようになります。
1万冊読み終えた頃には、きっと絵本の世界に入り込んで夢中になっていますよ!
読み聞かせで積み重ねた集中力は、小学生や中学生に上がってからの勉強に対する集中力にも影響していきます。
諦めずに根気強く向き合っていきましょう。
絵本読み聞かせは息子が0才の時からはじまりもうすぐ9年。
4才違いの娘が生まれても、娘が2才位までは基本は息子に合わせた(自分で選ぶ)絵本を読み聞かせてた。
難しい内容でも聞く姿勢は息子より娘のが集中してることもある。
集中力をよく褒められるのだけど、読み聞かせの効果だとおもう🧐— さかな@絵本読み聞かせ隊 (@bloglifehacker) December 4, 2020
使える言葉が増える
色々な絵本を読み聞かせすることで、使える言葉の数が格段にアップします。
言葉を覚えるだけでなく、絵本を通してその言葉を使う場面も習得していきます。
1万冊の読み聞かせをし沢山の言葉に触れた場合とそうでない場合では、確実に差が出るでしょう。
まだ低月齢のお子さんの場合言葉の発達を実感する機会が少ないかもしれませんが、きっと大きくなっていくに連れて突然言葉を話してくれる時がきますよ♪
0歳の頃から毎日読み聞かせを続けています。
保育園の先生から息子は色々な言葉を知っていて、子供たちの中で1番お話をしてくれると言われました。
あまり他のお子さんと比較することがなかったので分からなかったのですが、きっと読み聞かせの効果だと思います!
1万冊を読み終えて1番感じたことは、娘が自分の気持ちをしっかり説明できるようになりました。
絵本の読み聞かせで感情も豊かになり使える言葉も増えたと思います。
1万冊には到底およばないけど
私も娘が0歳の時から
毎日、絵本の読み聞かせしてた。全然聞いてくれないよ、とか
興味なさそうなんだよな、とか
思うじゃないですか。ある日いきなり絵本に出てくる
単語をしゃべりだすよ。あと、確実に本が好きにはなるよ。 https://t.co/Vg2zYOPzgZ
— てきとーももちゃん (@zuboramomochan) June 27, 2019
想像力がつく
さまざまなジャンルの絵本に触れることで、想像力が身についてきます。
絵本は簡単な絵と短い文章で成り立っているので、子供達は物語を聞きながら絵本の世界にのめりこんでいき、自由に想像するのです。
想像力がつくと、広い視野をもち様々な視点から物事を見ることができるようになります。
これは大人になっても非常に役に立つ能力です。
読み聞かせは子供たちが大人になった時にまで効果をもたらす大切な時間なんですね!
こちらの記事で、0歳からおすすめの絵本について紹介しているので、ぜひ絵本を選ぶときの参考にしてくださいね。
まとめ
今回は、公文式推奨の絵本を「3歳までに1万冊」という取り組みについて紹介してきました。
1万冊=1万回のという考え方なので、お子さんが読んで欲しいと持ってきたら同じ本を読んでOKとお伝えしましたね。
同じ本を読む効果はこちらでした。
・何度も読む事で言葉を習得する
・自己肯定感が高まる
・読んだ冊数を記録して結果をみえる化する
・”ながら読み”でもOK
・無理して読まない
・使える言葉が増える
・想像力がつく
目標を達成するにはしっかりと結果を見える化し、適度な心の余裕を持ちながら数冊ずつでも毎日継続することが重要です。
0〜3歳は子供にとってとても貴重な時間です。
読み聞かせを通して子供の成長を最大限にサポートしてあげられるといいですね。
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